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2011年 05月 10日
災害時、自分の設計した建築はとても心配になる・・・
設計者なら誰でもそうだろう、子供のようなものですから 出井常務と海岸沿い(多賀城市桜木)に設計した住宅を確認に行く 桜木は津波の被害にあった事は知っていた。 この住宅は我々にとって思い入れがある住宅 出井常務が我社に入社したばかりのころ、 彼が設計から監理まで始めて経験した現場だ 彼も、今は大きな顔で設計室長としてスタッフを纏めているが そのころは、設計でも監理でも、何度も私の駄目だしを受けて、やっと完成した。 彼に建築の基本は、この住宅で教えたのだ 言わば、彼との始めての共同作品である 産業道路を海岸沿いに走ると、津波の爪跡は想像を絶していた 建物は流され、瓦礫の山、道路には流された車が散在している とても、見慣れた私たちの町は見る影もなかった 我々の共同作品も流されたのか・・・不安に駆られた 現場に近づくにつれ、祈るような気持ちに・・・ そのとき、、、 見慣れた美しいファサードの住宅が・・・ ご立派に建っているではないか!!(鳥肌が立ち、少しウルウル) しかも、施主のご主人が泥かきをされている・・・ (抱きつく訳にいかないので、思わず握手) こんな嬉しいことはありません 帰りの車内、出井常務と地震と津波に襲われても何一つ損傷ない住宅を設計した自分達を褒めあいました(自画自賛) 夕日がとても綺麗な日暮れでした。
by h-architect
| 2011-05-10 22:23
| 復興に向かって
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